さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

今世紀最大のアーティストの展示が吉祥寺で戦慄公開!   シーズン野田

人生で一番楽しかった時はいつだったか…。

そんなことをふと思い、自分に問いかけてみると、おそらく浪人2年目の年の立川に住んでいる時かもしれない。

当時付き合っている彼女を、地元に残しての上京だったから、ちょっとした遠距離恋愛でしたが、それはそれで会う時はいつも楽しかったし、またにがウーロンや素敵な仲間に巡り会えたことは、僕にとってはちょっとしたターニングポイントでもあるのかと思うと、この一年は何だか素晴らしい想い出しかのこっていません。

戻るならこの時に戻りたいと思うくらい楽しかった。


先日、そんな一年をお世話になった予備校の先生の展示を、その頃からの友達で今じゃ数多くのにがウーロンの作品に携わっている引野風味さんと拝見しに行った。

エロ本を切り刻みピクセルにしてコラージュする作品です。

作品はもちろん良かったのだが、そういう場に行って、あのころの人達に出会うというのはなんかいいなぁと思いました。



まぁほとんど知らない人ばかりでしたが、普段部屋に閉じこもってばかりのオイラですから、なんでもかんでも新鮮です。

縦の繋がりで、色んな世代の方が来ているのはやはり、講師をやっているのが大きいのですかね。

そういう普段話すことのない世代の人と話せたのもまた、良かったです。


映画をやりたくて日芸にいった、希望に満ちあふれたまだ一年生の若人に

「映画なんてやめたほうがいいよ、映画なんて副産物なんだから本気でやらないほうがいいよ」

と偉そうに先輩面して宣ってきました。


すごい人のよさそうな青年ですが、苛ついていました。

楽しかったです。



恩師も作家であり、いってしまえば同業者、負けてられません!



是非見に行って、触発されてくださいまし。


花と夢
http://www.ongoing.jp/gallery/ichikawa.html

(いっちー宣伝したぜ!)