最近よく渋谷 シーズン野田
今年もアジアフィルムフェスティバルのオープニングパーティーに顔を出してきました。
なんと一人で行ってきました。一人です。
去年は師匠や角田龍崎もいたのですが、今年は一人です。
一人でパーティーに乗り込んできました。
リングサイドに誰もいません。誰も助けてくれません。
この時ほど、親父が政治家だったらと思った事はありません。
どんな失敗をしても揉み消してくれますからね。
仮面を忘れて焦っていたのですが、どうやらその必要はなさそうです。
目標は、全種類のおかずを食べることです。
寿司もあったよ。
天ぷらもあったかな。
カレーもあったし、意味不明な味のムースもあったよ。
焼きそばやマリネ、フルーツ、チキン、それから蕎麦もあったね。
八宝菜みたいのもあったね。サンドウィッチもあったな。
サラダもあったな。
ビールを飲みながら、もくもく料理を食べて、積み上げられるお皿を周囲はめずらしそうに眺めていました。
天下一武道会にでもでるのか?という声も聞こえたほどです。
その声のする方を見てみると「クライマーズハイ」の原田眞人監督が来場していました。
去年、今年のサンダンス作家賞の最終審査員をやられており、去年ファイナリストに残った僕らの脚本を落とした一人でもあります。
ここは一つ、僕らの脚本がどうだったのか、なんなら喧嘩してやろうと思い、ご指導をお願いしてみました。
つい三日前くらいに「魍魎の匣」を観ていたので少し無駄に気まずい感じありましが、すごい教育熱心な方で、今年からファイナリストに時間を作って脚本を直接指導したとおっしゃっていました。
最近の若い作家に対してのフラストレーションが凄いたまっているらしいです。
僕らの作品にもその不満はあったようで叱られました。
一人で叱られてなんだかクライマーズハイではありましたが、とても勉強になりました。