さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

ライスタ角田の自己保身ブログ「ジコホブロ!」   

またです。

また野田が僕の名誉を傷つけています。

なんと今度は、僕が書いた野田に関するユーモア溢れる批判を逆手に取って、大喜利を始めやがりました。


そして笑いをとっているのです。


これ以上の辱めはございません。

俺のブログをただの「お題出し」に成り下げるという、想像しうる最悪の事態に展開させています。


まあ、いいでしょう。

ライスタも今月の仕事が一段落したので、ご機嫌です。

しかも来月からは、仕事の量が減って楽になるのです。

今まで書いていた規定の原稿枚数が、半分に削減されるんです。

これはかなり楽になりますよ!まあ収入もきっちり半分になりますけどね!きついのはそこだけかな!


(仕事が減って喜んでいるって、ほんと就職難の現代において、最高の贅沢っすよね!だって自由が欲しいんだもん!)


なんだか久しぶりに、心に余裕が生まれた気がします。

なんか1年間、駆け抜けてきたなあって感じ。

わけもわからず漫画描き始めて、よくぞここまできたなって感じ、ってなもんで。



漫画以前は、街角で雑誌配ってばかりでした。

寒空のしたのアレは、結構きついです。意外にね。

でも収入は、仕事内容からしたらだいぶ良かったな。


ちなみに来月からの僕の収入は、当時よりだいぶダウンです。

いやでも漫画家って普通原稿料だけじゃ食えないらしいからね。

印税が入って、初めて生活できるっていう。

つまり印税までの辛抱だよね。印税とは、ようやくもらえるご褒美ってなもんで。

あ〜早く入んないかな、印税!楽しみだな〜!

7月にコミックスがでるから、印税が入るのは… 

いやいやそんな、「捕らぬ狸の皮算用」しちゃだめだっての!

印税ってのは、何部売れたかで決まるわけでね?まあ、いいやそんなはなしは。



そんなことより、今年はでかい映画を作るわけだから、頻繁に映画の話をしようと思うんだけど。

1.5割だと思うんだよね。一本の映画における、いわゆる「よくわかんない」部分の割合。

僕は、何度でも声を大にして言いたいんだけど、「よくわかんない」=「つまらない」が絶対ではないからね。

もちろん、わからない部分が多すぎると、「つまらない」ってなるのは人間の性だから、そういう意味で「1.5割」。

これよりもよくわかんない割合が少ない映画は、つまらなくなるリスクをしょってると思ってる。

「よくわかんなさ」と「意外性」ってのは兄弟みたいなもんだよね。

「意外性がまったくない映画!」ってつまらなそうでしょ。

そういうことだ!

んーとね、直近でみた映画でいうと、「アバター」ね。

あれね、ストーリーは王道だし、話がわかりやすすぎるって言う人もいるけどね。

1.5割の法則、あれも適用してるよね。してるいいサンプルだよね。

1.5割くらいのわからなさって、みんなスルーしちゃうレベルだとは思うんだけどね。

ほら、なんか青人と動物をつなぐ触手っつーかコネクターっつーか、あるじゃん?

あれ1.5割だよね。まさに。

僕は「えええーーーッ!?何それ!?ええええーーッ!!?詳しく知りたいんですけど!!!」くらいなもんで、しばらくストーリーに戻れなかってですもん。

あれがあるとないとじゃ、映画の見え方絶対違うんだよね。

その、人と生き物が無限のつながりをしているっていうディティールからの、「パンドラという惑星と生命が呼応していて、一本の木を切ったら星が滅ぶ」みたいな無茶な設定も、妙に信憑性あるってなもんで。
てかこのへんの設定も、1.5割の「よくわからなさ」に入るかもね。

あーだこーだ言いましたが、これが世界興業収入歴代1位ですからね。
タイタニック、抜きましたからね。

んで監督が両方ジェームズキャメロンって、お前化け物か!っていうね。ほんと、神業職人の域ですよね。

1.5割がないと、ここまでヒットしないんす!
もちろんタイタニックにもあるから、探してみてくれよな!

つまり人は、本来「わからないもの」への探究心がすごいはずなんだ。

クイズ番組、視聴率いいじゃん。

そういうことだ!(ただし答えをすぐ教えてほしがっちゃだめね。脳によくないからね。by茂木)



さっきケータイのニュースで、「ハイブリッドカーが静かすぎて危険だから、疑似エンジン音をつけることを検討してる」
ってきたんだけど


なんか漫才のボケみたいだな!

ってなもんで〜!