さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

事務所移転のお知らせ。  シーズン野田

人の決意ほど意味はない。

ということで事務所を移転し、環境を変え新たなスタートを切ることになりました。

まぁ気候も寒く、また、財布も寒いこの時期に、丈に合わずの引っ越しですので、

そりゃひーこらひーこらばひんばひんと身を削る思いで過ごしておりますが、

なんか今年はストイックに始まったなぁと。


生活を新たにして、今までの黒い交遊も全て断ち、自分を甘やかす全ての女に別れを告げ、今年は自分を追い込んでみたいと思っています。




部屋を片していると思いがけない物が出てきて、作業が中断する事ってよくありますよね。

例のごとく、様々な思い出メモリアルグッズが出てきて、

ああ、あれから俺は全く変わってないなぁとか、

このときは夢があったなぁとか、

下手糞な絵だなぁとか、

猿がカニに渋柿ばかり投げているなぁ(猿カニ合戦より抜粋)とか思いながら、

感傷に浸っている自分がいました。



修三(弟)9ヶ月

こんな写真を見つけました。
明らかに9ヶ月じゃありません。
冗談なのか、何らかの手続き上ミスで書いてしまったのかわかりませんが、何かこう書かざるを得ない「意志」を感じないわけにはいきません。

この写真の真意はわからないのですが、弟がまだかわいいときを思い出し、なんだかやけに年老いた気分です。

今じゃチン毛ボーボー、180cmの大男。

僕を「出来損ないの、ニートリスト」と思って完全に見下す始末です。

このように、僕は家族にカスのように扱われています。

そうちょうど、靴の裏についた泥を落とす縁石かなにかの角っこのようにね。