さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

てなもんで シーズン野田

まぁまぁ結構な苦悩ってやつだ。

こたつの中で寝てみちゃ必ず見る悪夢。

それだって、悪夢とは名ばかりの悲惨なイメージ、紙芝居。

悪夢を超えた悪夢とでもいいましょうか。

うなされ起きて

「ええ、わかってますとも」

と虚勢を張るのが関の山。



寝汗か涙か、小便か。



けどね、いつかは耳の穴かっぽじってもらいたいね。

転げる椅子だけ用意して。

おっと、ハンカチはいらないのかい?

泣ける話の一つや二つ、見繕ってはご披露しましょう。

カラスが鳴いても帰れない、気になる結末、ジュウシマツ。


「ええ、わかってますとも」


こうやって、風呂敷広げて荷造りしては、

はったりかましてやってるわけです。

はったりはうまいよ。

湿布と一緒に売るほどある。


でもお天道さんだけ見てらっしゃるんだろ。

煌煌と燦々と、アッパレ快晴スカイブルーでがよけい惨めにさせるのならば、そうかい、こっちだって手があるんでね。

どんな手だ?

それを聞いちゃおしまいだ。

ハレものには触らないってことです。




ちゃんちゃん。