さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

もういや!   シーズン野田

思ったほどでもないことってありますよね。



例えば、

行列の出来るラーメン屋が普通だったり、

元ミスへそ美人の肩にへんなアザがあったり、

怖いと思っていた土偶の顔が、やさしかったり、

鳩胸のコックが貧弱だったり、

駅近だと聞いていたのに…聞いていたのに!!

だったり、

玉子の寿司しかなかったり、

ドライフラワーが湿っていたり、

キョンシーのジャンプ力が微妙だったり、

米をノリの代わりにするババアが外人だったり、

枡席に飛んできた力士が、軽かったり、

六畳だと聞いていたのに、四畳半だったり、

藤岡弘、モーニング娘。。」

と文章にするとわかりづらかったり、

ポエム好きの友人の家に、漫画しかなかったり、

蝋人形にしてやろうか!と言われても、なんとも思わなかったり、

「余命一ヶ月の花よめい」と、駄洒落になっていたり、

やくみつるにだんだん慣れてくると、そこまでいしいひさいちじゃなかったり、

ケツ犬があまり売れなかったり、

ポタージュとは名ばかりで、サラッサラだったり、

キョンシーの爪がきれいだったり、

猪木のビンタが、弱かったり




とまぁいろいろ…なんだっけ、

ああ、そうそう思ったほどでもないことが世の中にたくさんあるよね。


日も、池袋ので行きつけのたい焼きが、なんか思ったほどじゃなかったんだ。

なんでだろうね。

まぁ、しっぽまでぎっしりあんこ詰まってるしおいしいんだけど。

おそらく、全体的にたい焼きのレベルが底上げしたんじゃないのかな。

自分も様々な味を体験している。

そうなると、記憶ってのは美化されるもんだから、その現実とのギャップに

「?」

って感じになるんだろうね。

つまり、前よりももっとおいしくないと、だめなんだろうね。

なんて厳しい世界なんだろう、たい焼き業界。


たい焼き業界以外は厳しくないから、ああよかった。




まぁそもそも、たい焼きはどんだけ進化してもなかなか認められないんですね。

なぜなら





オクラ(小倉)入りですから。




こりゃどうも。