さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

難聴紀行  シーズン野田

耳が痛いです。

なんだか知らないけど耳がやけに痛いです。

欠点や弱点を指摘されて聞くのがつらいという意味ではなく、耳が本当に痛いのです。

疲れでしょうか。





僕は耳が片方難聴です。


ちょっとした事で片耳の聴力を失いました。


気功師の父親に、たまに気を送ってもらいますが治りません。


難聴のせいで、めまいや耳鳴りに悩まされ、色々とへまをすることがあります。

気候の変化でもその具合は変わるほどです。

けれども、仕事じゃ言い訳できないし、

その旨を伝えても相手に気を使わせるだけなので、だまっています。

寝不足で現場に入ったりすると、どこにいるのかわけがわからなくなることもしばしばです。


ミニーに入っていても、途中からグーフィーをやっていることもあります。


とにかく訳が分からなくなるのです。



相手の話を聞こうとしても、余計に近寄るから気持ち悪がられるのです。



僕とは違う真摯な対応で有名な角田にも、

漫画のゴーがなかなか出ず、苛ついている時などはよく怒られます。



弟子の竹前も僕のちょっとしたミスで怒鳴り散らします。



「ソースを無駄遣いするなや!」



ものすごい醤油顔なのに。






さて、これらを要約すると




親父の気候も少しは効こうか、

気候の変化で左右されるほど、

耳の機構がおかしいせいで、

「聞こう」が「奇行」に早変わり。

貴公子角田は漫画の寄稿が間に合わず

気孔を開閉して怒号!

怒鳴る醤油顔も、

角田も、おやじも、

俺から言わせればキッコーマンだぜ!!



難聴紀行これにて!!