さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

更新したよ。  シーズン野田

サンクチュアリ』っというマンガをご存知ですか?

まぁまぁ前のマンガだと思いますが、とにかく絵がうまいです。

古くさいですけど。

数々の困難を経た、絆の深い二人が、裏と表から腐敗した日本を変えるために奔走する、とても男くさい話で、最近はまっています。

読みながら、色々勇気をもらえるし、本当にそうだなって変に納得したり、俺はまだまだ全然頑張ってないなぁなんて、自らを振り返ったりしてます。

特に思ったのが、立ち回りや、戦略だけを頑張って背伸びして考えても駄目なんだってことです。

主人公の二人には、色んな人が感染して仲間になります。

とてもクレバーで切れ者だからってのだけではない、なにか希望とか生き様とか、そういうエネルギーが人を動かしている様子がとてもかっこいい。

うまく「思い」を伝えている。

人はそれぞれに思いを持って生活しているけど、その思いを共有するってのは凄い難しい。

これこそが人生のテーマだと思うのです。


いい演出家ってのは、きっと思いをうまく伝えられる人間だろうなぁ。


どんなちんけなことだって、思いが100%伝われば、たいしたことなくても人は感動するんです。

伝えたもん勝ちです。

そのために、勉強したり、お金をかけたり、悪いことをして遠回りしたり、有名になろうとしたり。

伝わらなくて当然なんだから、腐らないで日々伝える努力をしていこうと思っています。

あしからず。