凄い人たち シーズン野田
ライブが終わりました。
天才画家ジョルジョ・デ・キリコは、自分の昔の絵を葬るために、真作でもそれは贋作であると言っていたらしいです。
今、それです。
悔いと懺悔と反省という曲でも書こうかと思うライブ後のいつもの気持ち。
いつ終わるんだ…と始まる前は悶絶しているのですが、のど元すぎれば、なんとやらであるわけですが、すぎても何とやらにならない感じね。
相変わらずの準備練習不足(スタッフの方々すいません…)
、徹夜で初日を迎え、
これで完璧だ!
で始まったためしは皆無である中、今回のライブほど悪い意味でやばい回はないのではと思っていましたが、よくよく考えればいつもそうやって思っているんですね。
けど、やっぱやばかった。
一度も成功した回はありません。
妹が来た回とかでやっぱ変な感じになってしまうメンタルね。
やっぱあんまり家族に見られたくないよね、ウケ狙いしてるところってね。
いいとしこいてなにやってんの?馬鹿じゃん?
って
実家に帰って来なさいって。。
ああつらかった。
やってけば、慣れるんだろうかね。
シャッターチャンス龍崎も呑気にやってきました。
↑写真左
今回は趣向を変えて、ゲストと一緒に盛り上げてみるという企画。
このゲストらが本当に凄い人たちだと思いました。
一日目のゲスト「萬遊亭」さん。
ゆったりとした音楽で、もの凄いいい空気作ってくれて、なんかこのあとにやって変な感じで空気汚したらまずいなぁって思った。
いつもはやらないアニマルメイクまでやってくれて、その意味はわからないけど、気合い入れてくれて本当に嬉しかった。途中のトークとかで場を徐々に暖めてくれて、にがウーロンとのなれそめなどちょっとしたくすぐりで、僕らをほのめかしてくれるっていうのが、何とも粋でした。こと僕らは初日ってこともあり、失敗の数は半端ないですが、彼らのおかげで盛り上がった回になったと思います。けっこう熱気があったね。来た人が特に喜んでくれた印象がありました。
二日目は「ゆめしょうき from CAWAII REVOLUTION(カワイイカクメイ)」さん。
今回のゲストの中では確実に一番パンチがあり、脳裏に焼き付くパフォーマンスをやってのけました。今でも思い出すシーンがいくつかあり、思い出し笑いしてしまいます。今もブログ書きながらニヤニヤしちゃう。完全にやばい人なのですが、自分の世界を持った天才です。
「僕がこんなことしてるんだから、みんなも告白くらいしたらいいよ」
って自虐最高なセリフをがリフレインします。自殺しないで欲しいと思うくらい、サイコーな人です。
三日目は「テニスコートと今田健太郎」さん。
大学の先輩です。公演にも足を運ばせてもらってます。
ハイレベルコントなので、え?このあとやんの?ってすんげー緊張しました。で、とんでもないことになりました。。。まぁ知ってて呼ばせてもらったのですが、本当に面白いです。いきなりサイコーなネタから入る。あんまり語りづらいのですが、僕らもたま〜に芸人さんに混じって、コントやらせてもらうんですけど、そういうのとは明らかにレベルというか思考というか、(いい悪いじゃないく)とにかく、なにが面白いかってことがはっきりわかってる人たちです。僕らは全くわかっていません。そういう所に僕らのコントの出来の差って凄い出るんだと思います。やるので精一杯。余裕なし。けど、彼らのコントはやっぱ安定してるし仕上がっているから見てる方も安心するんだろうと思いました。だからしっかり爆笑させて、ステージ下りる。勇者だと思いました。僕らのはハラハラじゃないですかね。へった糞だから。卒業して数年経って、こうやって絡ませてもらえるわけだから、一番感慨深い競演でした。特に神谷さんは一緒に飲むと笑いの話ばかりなので楽しい飲みになります。
で、今回は全ての公演で前説があり、今回が初舞台となる「劇団いい加減にしろ!」につとめてもらいました。
若くて骨のある3人組で、回をますごとにネタがグレードアップしてまるでスポンジ。
配役変えてたのは本当びっくりしましたけど、それくらい柔軟に初舞台でやるってのはそうとうなもんだと思いました。しゅっとした今風の若い兄ちゃんなのですが、舞台への思いが伝わって来ます。もちろん初ですから、色色と問題もあるでしょうが、どうどうとやってのけました。特に主宰の小林君は、僕のネタにめちゃくちゃ口を出してきます。けど、その通り過ぎて小林君の言う通りにします。そうするとウケます。若手の育成を始めたわけではありませんけど、けっこういい経験になったんじゃないかな。バタバタで無茶ぶりしたから。
今回、最終日のラストで、ネタ一本追加しました。
下ネタだからやるの迷ったけど、三日券買ってくれた人とか、何日も来てくれる人がいるのでお礼の意味も込めて。僕的には一番好きなネタなんだけどね。ただのモノボケですけど。
とにかく無事に、死人も出なかったという意味に置いてのみ無事に終わってほっとしています。
まぁ舞台の上では何回か死にましたけども、来ていただいた皆様、そして、支えて下さったスタッフの方々、本当に感謝しています。
いや本当に。
もし一億円あたったら、一人14万円ずつ渡したい気持ちで一杯です。
師匠には、練習からびしばし指導していただき、しかも無茶ぶりなポンだし対応までしてもらって、本当にすいませんでした。感謝してます。マジ感謝してるっす。
もっとモーフィングは師匠を大切に扱ってください。
シーズンノダ