さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

対談!! バカ×シーズン野田

カゼ?聞いた事も、ひいたこともないな。……バカ


野田 「日本で一番大きな山は?」
バカ 「何ですか、いきなり(笑)」
野田 「すいません。どれだけバカなのかと思いまして」
バカ 「いやいや、バカと言っても、概念としての私はそんなにバカじゃありませんよ」
野田 「何だそうなんだ」
バカ 「ナップザックでしょ?当たり前ですよ」
野田 「え?……ナップザック?」
バカ 「いや、今の問題ですよ!
    <背中に背負うのはリュックサック、じゃあ、不良が手に付ける武器は?>
    っていきなり聞いて来たじゃないですか。忘れたんですか?バカだな(笑)」
野田 「(騒然)」
バカ 「どうしたんですか?バカもバカにならないでしょう?」
野田 「いや、そんな問題だしてないですよ」
バカ 「またまた」
野田 「しかも、答えも間違ってますよ。メリケンサックでしょ?不良が手に付ける武器は」
バカ 「…ああ、そっちか!はいはい」
野田 「どっちだと思ってたんですか。やっぱりそうとうバカなんですね」
バカ 「ずいぶんな言い方ですね。
    僕はね、バカだけどバカって言われるのは好きじゃないんです」
野田 「関西の方でも、アホならいいけど、バカだと怒るって人いますよね」
バカ 「僕はアホでもやだな。なんせ僕はバカですからね」
野田 「けどバカもいやなんですよね」
バカ 「バカって言われたら、野田さんだっていやでしょ。その辺はバカも一緒なんです」
野田 「けっこうややこしいですね(笑)
    しかし裸ってのも何だかいかにもバカっぽいですね。寒くないですか?」
バカ 「マフラー1つあれば平気ですよ」
野田 「…それマフラー…っていうか、あれ……それ便座カバーじゃないですか?」
バカ 「え?カバが何ですか?」
野田 「いや……何でもないです。まぁバカは風邪ひかないっていいますからね」
バカ 「カゼ?聞いた事も、ひいたこともないな。何ですかそれ?」
野田 「いや、何でもないです。基本何でもないと思って下さい」
バカ 「諦めないで下さいよ。バカもバカなりに思う所はありますよ。
    漢字で書くと<馬可>って書くでしょ。馬でも可能であるってことですからね。
    バカは馬並みだってことですよ。やっぱ複雑ですね…」
野田 「いや……あの、言いづらいんですが」
バカ 「何か食べてるんですか」
野田 「言いづらいってそう言う意味じゃなくて」
バカ 「食べながらだと喋りづらいですもんね」
野田 「いや、じゃなくて、漢字が違うのかなぁと」
バカ 「なんで初対面なのにいつもと感じがちがうとかわかるんですか?」
野田 「いや、<感じ>じゃなくて<漢字>ね」
バカ 「え?漢字?……ああ、馬じゃなかったでしたっけ?」
野田 「いやいや、そっちは合ってるんですが」
バカ 「じゃあ、ほぼ合ってるじゃないですか!」
野田 「ほぼ合ってればいいって感じがバカっぽいですね」
バカ 「バカにしてるんですか?脅すわけじゃないですけど、僕は力は強いですよ」
野田 「馬鹿力って言いますしね」
バカ 「バカカ??」
野田 「バカカじゃなくて、バカヂカラ!!一瞬分かりづらいわ!」
バカ 「分かりづらいんですか?野田さんもバカなんですね」
野田 「もう喋るのやめていい?」
バカ 「あ、すいません。お腹が空いたんで手についたトンガリコーン食べていいですか?」
野田 「駄目って言っても食うだろ!バカやろうが」

ー以上