さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

対談!!   宮さん×シーズン野田

まさかの対談の実現である。アニメーションの巨匠が対談にOKしてくれたのだ。
ぴりぴりムードの中始まった今回、行き着く所は一体?



自分でやるのはアニメだけで充分だ(宮さん)


野田   さっそく質問なんですが、眼鏡大きくないですか?そんなに大きかったでしたっけ?
宮さん  ふん。もっと度が強いの買ってこいって言ったら、何を間違ったかデカイの買ってきやがったんだ。重くていやになる。あのやろう、ろくに映画が撮れないだけじゃなく、眼鏡一つ買ってこれないんだからいやになるよ(笑)
野田   ああ、息子さんですか。けど眼鏡くらい自分で買いに行きましょうよ。
宮さん   ふん。自分でやるのはアニメだけで充分だ。
野田   凄い理屈ですね。まぁその理屈の通ってなさが、監督らしいですね。なんせ監督の作品も全然理屈が通ってませんからね。
宮さん   ふん。通ってたまるか。
野田   そうそう、その通ってたまるか!俺が好きな所だけ描く!って言う精神がいいですよね。
宮さん   ふん。言ってろ。
野田   僕が一番好きなのは、おもいでがポロポロする作品ですね。あれは本当に素晴らしい。
宮さん   ふん、それは俺のじゃない。
野田   あれ、そうでしたっけ?ああ、あれも好きですよ。ドロップのシーンとか最高ですよね。何回観ても泣いちゃいます。蛍の儚さが、まるで人生そのものですよね。
宮さん   それも、俺の作品じゃないな。
野田   ですよね……ああ、あれも好き。タヌキがポンポコするやつとか。
宮さん   俺のじゃない。
野田   またまた〜絵が一緒じゃないですか(笑)
宮さん   ……。
野田   いや、えっと…あれ最高だな!ほら、となりの…
宮さん   それは、俺の作品だ!
野田   山田君。
宮さん   俺のじゃない!!また俺のじゃない!となりのっていったら、森の化け物の方だろう?なんで、山田君なんだ?さっきから全部畑さんの作品じゃないか!馬鹿らしい。
野田   冗談ですよ、冗談(笑)。
宮さん   ああ、わかってる。間違え方の打率が半端ないからな。
野田   もちろん大好きな作品ばかりなのですが、一つ言うならもっとシナリオを練ってみるってのはどうですかね。
宮さん   は?
野田   いやね、ここ最近の宮さんの作品は、お話が二の次な気がして。アニメは相変わらず最高なのですが、どうでしょうか?
宮さん   まったく、耳が痛いよ……。眼鏡が重くてな!!ふん。
野田   なんだ、反省してるのかと思った。それと、もうちょっとプロの声優使って欲しいなぁ。俳優がやるとやっぱ下手糞でイライラするんですよね。
宮さん  ふん。セイユウは買い物だけで充分だ。
野田   また、凄い理屈ですね。



ー以上

宮崎駿ではありません。