さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

酷評シネマ お詫びと訂正

ちょこちょこ、「ブログを呼んでいる」という声をいただきますが、カウントが5兆を超えている割に、その声はまだまだ少ないように感じます。

 

ですので、師匠の糸井重里から学んだ「ほぼ日」という概念をしっかりと受け継いであきらめずに、ブログを書いていきたいと、世界に発信していきたいと、思っております。

 

ついでに師匠に言っておきますが、くだらないコピーとバス釣りはやめてさっさとマザー5を出しなさい!

 

さて、今回は訂正とお詫びの回となりそうです。

 

お詫びと入っても、いちいち菓子折りを持って行くような真似はしませんので「いつお詫びにくるんだ?」というふざけた質問は受け付けません。

 

さて、

 

前回、「タクシードライバー」を酷評シネマした中で、

 

<モヒカン以外の全シーン、ヅラにしか見えないデニーロの頭>

 

の理由を

 

 

<順撮りができず、モヒカンのシーンから撮影したもんだから、モヒカンを隠すために、ヅラで対応するしかなかった>

 

と推測し、酷評したのですが、それに対して読者の方から、それはそれは世にも恐ろしい真実を教えていただきました。

 

なんと、ヅラなのはモヒカンの方だというのです!!

 

正直、ブッシュ大統領がレプテリアン(爬虫類人)であるという真実よりも驚愕し、頭の中ではわけの分からない数式の羅列が浮かんでは消え「実におもしろい」と思わず言ってしまいたい気持ちを抑え「実におもしろくない」と真逆を口にして、理性をなんとか保っている状態です。

 

 

 

シックスセンスなんて簡単に凌駕し、お前は本当の子供ではないという親の告白の次にびっくりする、どんでんがえし。

 

こんな大どんでん返し、ありますか?

 

もし、これが本当なら(本当なのでしょうが)とんでもない構造真理が読み取れるのです。

 

 

どうみてもヅラにしかみえない髪型は、モヒカンのシーンを先に撮ったがために仕方なくあつらえたものではなく、さも<そのように>見せかけるために、地毛をわざとカツラのようセットし、モヒカンがヅラであるという真実から目を背けさせるための、ミスディレクションだったのです!

 

 

円谷英二が、ウルトラマンが飛行しているシーンで、ウルトラマンの人形の背中に糸があると、吊るしているのがもろわかりだから、カメラを上下反対にして、ウルトラマンの腹部に糸をつけ仰向けにして撮るという、人の先入観を見事に利用したあの特撮と一緒の理由だったのです。

 

 

マーティン・スコセッシ監督、あなたは円谷英二だったのか!!

 

 

あんたは、やっぱり映画をとり続けなさい!!

 

 

まさか、そこまで考えているとは恐れ入りました。。

 

偉そうに、映画を語るなんてバカな事、おすぎに任せてやめようかな。

 

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↑これがツラだとはね…。マジなの?