さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

アイドル大好き!アホか!

「インカムが聞こえづらい、セイン・カミュ

 

という駄洒落を考えるのに15分費やしたシーズン野田です。

 

てもみんだったら、1分約100円だから、1500円分の価値のある駄洒落ってことか。

 

誰か買わない?

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さて、そんな悪徳商法を考えたオイラだが、最近はやけに、とりのこされた気分。

 

何にかって?



アイドルマンセーのこの時代にだよ!!

 


みんな本当に好きだよな、アイドルが。

特に、もの作っている人とか文化人とかそういう発信者、とりわけ「おっさん」にとても多い気がすんだけども。

今またあの青春をとりもどそうと躍起になってるのか、はたまた、おタク相手にビジネスやるからそうなるのか知りませんが、あまりに多い気がして、しかも、そのどうどうたる公言ぶりは、まるでジョディ・フォスター

ガブリエルだったら、「アイワズゲイ」です。

 


アイドルになんて全く興味を持てない自分は、人前で語ることなど許されないゴブリンなのではないか?

と森で暮らしたくなる。

 

 


先日も、とある映画関係者のトークライブでアイドル映画を語っていたのだが、まぁその「何がアイドル映画か」という切り口は面白かったし、そのオッサンの場合はアイドル映画を撮っているという職業としてのアイドルとの絡み方だったから、素直に聞く事はできたが、

「ただのアイドル映画じゃないんです、とか言う奴いるじゃない?その時点でアイドル映画を下に見てるってことじゃん?そういうのどうかと思っている」

的なことを言われるとなんだか違和感。

もちろん自分の職業に誇りがあるってことなんだろうけど、

 

 

アイドル映画なんて下に見られて当然じゃない??

 

上に見られてどうすんだそんなもんが。

 

 

最近じゃ、オイラは、<アイドル好きこそ文化人>というメディアのマッサージのおかげで、アイドルに全く興味が持てない自分にコンプレックスすら感じるようになってしまったと言う時点で、もうアイドルを上に見てるよ。

全然、会いに行けないアイドル達だよ。

偶像様々だって話。




オイラの時代っていったら、やっぱモーニング娘。なんだけれども、それでもあまりはまらなかったもんな。特に誰が好きとかもないし。

こんなことならハマっておけば良かったよ。

とにかくね、本当に好きなんだよね?みんな?本当だよね?

という気持ちが拭えない。


恋愛もそうだけど好きって言った途端、ちょっと冷める事あるじゃん。

そういうのは隠れて好きなもんがいいのであって、おっさんがホニャララのセンターが好きだと言うと、無理してない?本当に?と思ってしまう。

なんなら無理しててほしいくらい。

オッサンがセンターを語るのは、野球にだけにしてほしいよまったく。

 


別に、好きな気持ちを否定するつもりはないし、自分だってPUFFY(これはアイドルではないが)が好きだったからその気持ちはわかるけど、そういうのって


「なんで最近の若者はあんな小娘が好きなのかね…ケツ振り回して踊ってるだけじゃろうて…」


と小言をいう元老院たちに対して、


フィギュアスケートだって、ケツ振り回して踊ってるだけじゃねーか」


と反発しながら好きでいるのがいいんじゃないの?

ただのアイドル映画を作っている、アンチ作家性(いわゆる)こそ作家性であるという自意識と反発が恍惚だったりしないの?


俺は大人になったら、若者達の文化を否定しない、寛容な大人になるぜ!

と息巻いていたけれど、まさかおっさんを憂うとは思わなかったぜ。

 



国が右傾化するのだって、元老院どものアイドル好きが理由な気すらしているよ。

だって、国が滅びそうな気がして、戦争だ!強兵だ!柴田恭平だ!あぶない刑事だ!あぶない国だ!となるだろう?

アニメを語ったり、萌えたり、村上隆もびっくりしてるよ。

 

 

 

 

あ~愚痴った愚痴った。グッチでも買って来ようと。

そんな自分ももうおじさんですがね。



事程左様に、プロレス好きにも同じ様なコンプレックスを抱く自分がいるが、長くなるのでやめます。

 


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