ロッテリアの新作!つけ麺バーガーを搔っ食らうの巻
タイトル通り、まるでヒカキン的内容で送る今回のブログ。
「つけ麺バーガー」を食べてきました!
700円という強気な値段から、誰もが
これなら普通につけ麺を食った方が良くない?
というお決まりの流れで手を出さない中、
「話題づくり」という名目のみで購買意欲を掻き立てられるユーザー層のみ狙っただけの、ユニークな会社をPRする目的以外にまるでない、元老院が若い国王の思いつきに振り回され、結果暗殺を目論む系大胆企画であることは、自明なのですが、
私は、何を隠そう、まずはポコチンを隠そうからはじまり、つけ麺が大好きなので、これには乗っからざるを得ませんでした。
つけ麺バーガーだと?なんじゃそりゃ!!
という、遠い昔に置き去りにされたベタなリアクションで大手を振るうほど、その響きは脳にシナプス製ののぼり龍を召還させるのでした。
ロッテリアのリアはリア充のリアなのかと思う程、日曜日のその店内は、生の活気に満ちあふれていました。
よく考えてみれば、割高な変わり種バーガーを食べる奴など、どう考えても金にもの言わすリア充でしかありえないわけで、自分がまさかそんなリア充の仲間入りを果たすなどとは夢にも思っておらず、どうせなら、このまま「リア王」となり、この世にシェークスピアを蘇らすところまでリアルを充実させなければという、自前の極論が気持ちをより一層高ぶらせます。
レジ前の列に並ぶと、一緒にいた同居人の角田もどうやら同じ気持ちだったらしく、
「ははは、我が名は『リア王』なり!」
と突然叫びました。
確かに「四大悲劇」というだけあって、悲劇的に周囲を驚かしていたのは言うまでもありません。
だれもかれもがつけ麺バーガーを求めにやってきたのだろうと思っていたのですが、ところがどうした、だれもつけ麺バーガーどころか普通のつけ麺すらオーダーせずにレジを後にしていきます。
リ、リア充は俺らだけだったのか?????
客席で、中学生やら高校生やらが、昨日からのエネルギーをもてあましたまま、明日への希望を語る中、
「つけ麺バーガー」を食べるということのみに終始した欲望を抱えたまま、気づけば脳内に列挙される明日への絶望を、周囲をニヤニヤしながら見渡す事でどうにか振り払う、<番号札4番>を目の前にした、汚い中年のおっさん二人
という、
「ロスト・イン・トランスレーション」級のコントラストがその場で再現されていたのはいうまでもありません。
※まぁ、ここまでいいもんじゃないが。
ということで、
さぁ、運ばれてきましたよ皆さん。
これだ!!!
1
2
3
ドーン!
このまったく相容れない宗教観の二人が出会ってしまい、ノリでやって子供できちゃいました的な開き直りで、あいさつにこられた両親の気持ちといえばいいのでしょうか、この見た目。
思わず笑ってしまいます。
つけ汁の中には、お決まりのめんまやらナルトやら、チャーシューやら。
炭水化物インワンダーランド。
リア王も思わず、顔を曇らす程。
まずは一口、つけ汁にはつけずに食べるのですが、はっきり言います。
ただの焼きそばパンです。
いや、きっと、つけ汁につければバーガーとつけ麺の絶妙なハーモーニーで、今まで味わったことのない、味覚の向こう側にたどり着けるはず。
我が名は「リア王」。
リアル充実を司る者なり。
さぁシェークスピアよ降誕せよ!!
………。
………。
この悲劇『リア王』越え。