僕らはマヨマネしたいのさ。
今週のお題「調味料」
マヨネーズが好きです。
味もさることながら、赤いキャップに白いからだ、なによりそのウィットに富んだネーミングにただ脱帽せざを得ない状況がであったときより続いております。
もちろん、ソースや醤油も素晴らしいのですが、マヨネーズのようなおどけた感じが少し弱い。
なんというか、白い顔に赤い鼻、そう、マヨネーズはピエロなんです。
醤油やソースが、空中ブランコの凄まじい曲芸を披露する中、わざと失敗しておどけてみせるマヨネーズ。
安定した曲芸もいいのだけれど、子供にとってはピエロの存在は大きかったりするわけです。
野菜の味がきらいでも、マヨネーズにおどけてもらえば、食べられるなんて人も多いでしょう。
マヨネーズはピエロであり、食わず嫌いなものと出会わせてくれる、キューピーでもあるわけですね。。
さて、そんなマヨネーズになりたい、と思っているボクラなわけですが、先日無事に
静岡でのコント公演を終えてきました。
ちなみにこの”無事”というのは、誰も死ななかったという意味の無事であり、内容に関してのことではありませんし、”富士”にかけた駄洒落でもないのですが、新東名から拝める富士山は見事なものです。
このように、おもわず写真をとってしまいたい衝動を掻き立てるのが富士山の凄いところです。
静岡で公演をするのは、今回で2度目。
前回は2年前。
宝蔵寺というお寺でやらせていただき、反響をいただきました。
次はいつ、あのクソみたいな下らないコントを見せてくれるの?
という要望もあったのか、なかったのか知りませんが、再び富士の裾野である島田(地元の人からしたら裾野でもないが)でやらせていただけるはありがたい話です。
場所は、お寺ではなく静岡の島田から最新のトレンドを発信する「BASHIRAZ」というイベントスペース。
ガラスに絵をかかせてもらったりと、好きかってやりました。
僕らは、場所から反応する劇薬系コント集団ですのでとにかく、なにかこの場を利用した演出ができないかと思うんですね。
ただ、持ってったネタをやるのもなぁ…と、良心の呵責と戦い、体力的にも大変であるものの、直前にアイデアを出してしまいます。
多分トイレでライブをやったら、ウンコとか使ってなんかやるんだと思いますが、それによる失敗もかなり多く、スタッフにタコ殴りにされるわけです。
「野田さん、もう変更しないで下さい、頭が爆発しそうです、このように」
と映像係の溝田君。すいません。。
ただ今回、本番中に足をつる事態が勃発。
体力の限界を感じたので、もうムチャはやめようと心に決めました。
いろいろ吊るしてみたり、と空間作りも好き勝手にやらせていただきましたが、まさか足までつってしまうだなんて、思いもよらず。
つった瞬間、血の気がひきましたが、何事もなかったように、道化を演じておりました。
さすがです。
さすがのシーズン野田です。
とまぁこんな感じで、うちのメンバーの体調不良により、延期してでの公演でしたので、どうなることやらと思っておりましたが、なんとか大盛況のうちに幕を閉じました。
「は?え?大盛況だったけ?」
と疑問に思っていいのは、関わって下さった方だけで、
来てない人は、
「へ〜大盛況だったんだ〜、次は行ってみよう」
と素直に思ってくれて構いません。
なんと青森からわざわざこの劇薬系駄コントを観に来て下さった方もいるので、来てないみなさんには是非とも見習って欲しいです。
毎回公演をやる度に、当たり前のようにいろんな新ネタをやるわけだし、その時々で流行っている事やはまっている事を取り入れたりするわけで、前回の方が良かった、や、一番最初のあの感じで行けばいいのに、などの声もあったりします。
けれども、結局母体はにがウーロンメンバーであることは変わらず、僕らとしては、
<調味料>を多少変えているに過ぎません。
カレー味にするか、サラダ味にするか、再現はなかなか難しいけれどハッピーターン味にするか。
せんべいの食感はいつも一緒なのです。
ハゲのお方が、ヅラにしようが、ウィッグにしようが、スーパーミリオンヘアーで黒い粉まみれになろうが、顔は変わりません。
それと一緒です。
ですので、多めに見て下さい。
公演後は、ちゃんとガラスをみんなで掃除しました。
最後に、企画してくれたOUT OF PLACE様、満席に協力してくださったお客様、そして、いつもわけのわからないムチャブリに文句言いながら付き合ってくれる天才スタッフ様と大池家の皆さんに、心からの感謝を申し上げます。