今話題沸騰中!牧羊犬第2回本公演『狼少年タチバナ』を見て来たぞ!
忙しいアピールするヤツってなんなんだろ。。。
正直、最低だと思うんだよね。
みんなが自分を求めてるとでもいいたいのか、本当に浅ましいよ。
忙しい事なんて、ただ人生を浪費しているに過ぎない。
むしろアピールするなら、暇で暇でしょうがない事をアピールすべき。
世間のしがらみ一切なしの自由人。
戦争起きようが、隕石が落ちようが、髙橋名人がハドソンをやめようが、おかまいなしの、枠からはみ出た人間こそに真の価値があるんだから。
だから忙しいアピールをするやつって、ボクは嫌いなんです。
優位に立ったつもりなのかね。。。
まぁいいんだけどさ。
しかし、最近は本当に忙しいです。
フリだったーーー!!!
冒頭から途中までただのフリだったーーーー!!!
と、がっかりされた方、どうかここから本題なので、最後までおつきあい下さい。
ということで、この忙しい合間をぬって観劇レポート!!!
牧羊犬第2回本公演『狼少年タチバナ』
牧羊犬は去年旗揚げし『国富家の三姉妹』で話題をかっさらった劇団?です。
で、今回は第2回公演。
このクソ忙しい合間を縫ってわざわざブログを書くんだから、どういうことかわかりますよね。
よかったんですよ!!
いや、よかったという言い方は失礼かも。あるいは、正確ではないかもしれないのですが、とにかく自分には合っていた。
これは自分の話なのではないか?
と思わずにはいられませんでした。
この話は、自己愛性人格障害をモチーフにしてます。
全ては順調問題なしだと、人にはいいことばっかり言っておいて、実はそれらは全部嘘。ほころんだ時には時すでにおそし、そういう狼少年のお話です。
とにかく、その場その場で自分が褒められるために、嘘をつきまくる。
それを嘘だと気がついた時にはもう遅い。全てが崩壊。
本人はそこまで自覚はないのかもしれないのですが、振り回される方はたまったもんじゃない。
そういうやっかいな病気だそうで、治療方法はないみたい。
以下とあるサイトからのコピペなのですが、以下自己愛性パーソナリティ症候群の特徴です。
1. 自己の重要性に関する誇大な感覚。
2. 限りない成功、権力、才気、美しさ、あるいは理想的な愛の空想にとらわれている。
3. 自分が”特別”であり、独特であり、他の特別なまたは地位の高い人たちにしか理解されない。または関係があるべきだ、と信じている。
4. 過剰な賞賛を求める。
5. 特権意識。つまり特別有利な取り計らい、または自分の期待に自動的に従うことを理由無く期待する。
6. 対人関係で相手を不当に利用する、つまり、自分自身の目的を達成するために他人を利用する。
7. 共感の欠如:他人の気持ちおよび欲求を認識しようとしない。またはそれに気づこうとしない。
8. しばしば他人に嫉妬する、または他人が自分に嫉妬していると思い込む。
9. 尊大で傲慢な行動、または態度。
DSM-Ⅳ-TR 精神疾患の分類と診断の手引き より
自己愛性パーソナリティ障害の9つの特徴と自己診断チェックリスト | Kousyoublog
なんと全部自分に当てはまっている!!!奇跡!!!
実は自分もこの病気にかかっているのではないかと前から思っていたのです。
作・演出の天才渋谷さんに
「ボク、自己愛性人格症候群なんです」
と言ったら
「野田さんは違いますよ」
と言われました。
もしそうだった場合、にがウーロンみたいな集団が、10年以上も続くわけがないそうです。(あ、因みにボクは「にがウーロン」という創作チームで活動してます)
あるいはそうかもしれません。ちょっと安心。
ただ、程度の差こそアレ、多分ボクは自己愛性人格障害です。
なのにもかかわらず、誰とも絶交せずにかろうじて生きながらえていられるのは、おそらく作品を作り続けているからだと思うんです。
嘘をつきまくる場所が、創作の場だった。
ということなんじゃないかと。
作品作りにおいてのみ、嘘をついてもゆるされる。
みんな嘘だって分かっている。
もちろん日常生活においても嘘だらけです。
ただ、作品の嘘と、日常の嘘の何が違うかと言えば、そこにはかならず評価がつきまとうということ。
どんなに大仰で巧みな嘘をついたところで、ついた嘘が面白くないと、もの凄い痛みを伴う。
あ〜怖い。
もしモノ作りをしていなかったら、この物語の主人公のようにずっと自覚のない嘘をつき続けるんだと思います。
評価が作品ではなく、自分になってしまうことは、なんだかとても恐ろしいなぁ。
あ〜怖い。
ボクにとって、創作はなによりも社会的行為ってことなんですね。
多分、渋谷さんもそうなんじゃないかな。しらねーけど。
とはいえ、別にモノを作る人のみが共感するような内容ではなく(むしろ自分だけかも)、今を生きる全ての人があるところでは“自分の話”に置換えてしまう瞬間がある物語だと思います。
フェイスブックの「いいね!」やリツイートのために話を盛ったり、嘘も混じった演出したりと、そのようなパーソナリティの渦の中で僕たちは生きている。
ボクの言葉でいうと「コンセプトのない自己愛」というやつで、中身が人格を形成するのではなく、アウターが人格の方向性を定めていくという、世界形成です。
その辺が絡んでくる辺りはちょっと「バードマン」っぽいですね。
酷評シネマ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 - シネマレスラー
↑以前書いたブログ。
自分には何もない。
分かっていても、知らないフリ。
何者かになりたいという形骸化された夢想の遺灰が、積もり積もったこの世の中を、笑いを交えて、上品に熱く憂いてみせる。
そんなあっぱれな作品。
どうです?
この自己愛たっぷりな文章は!!?
それらしく、多分間違った事をどうどうと本気のように語る。
<ボクの言葉でいうと「コンセプトのない自己愛」というやつで>、なんて書いてるけど、そんなこと一回も言った事ないからね!!
これぞ自己パー!(自己愛性パーソナリティ!!)
ということで、全く作品について語ってはおりませんが、よかったということだけをお伝えしとうございます。。
個人的に印象に残った役者さんは、渡部みずき君。
香住という役をやっているのですが、サイコーにキュートでした!!ちゃんと泣いているし、偉い!この役所、意外に難しいだろうなぁ。
というか役者さんが全員素晴らしいので、その辺もおすすめですよ。
沢山のお花。
僕らの駄コントライブではあり得ません。
9月17日(木)14:00/19:00
9月18日(金)14:00/19:00
9月19日(土)12:00/16:00
9月20日(日)12:00/16:00
東京都中野区中野3-22-8
■9月26日(土)
にがウーロンアワー番外編 もっとよくする会
9月26日に吉祥寺のオンゴーイングさんでやらせていただきます。
30名様限定なので、どうかお早めにご予約をお願いいたします。
不完全な新作達を、はずかしげもなく披露します。
それをみんなでより良くしようという会です。
木戸銭:
1000円(要ワンドリンクオーダー)
19:00開場 19:30開演