さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

テラーオブハウスのイベントのこと等(ゲストの枡野浩一さん、横屋敷 有沙さん、ありがとうございます!)

 

どうも。ヘレンケラーのストレスを思うと夜も眠れないシーズン野田です。

 

先日、僕らの映画「テラーオブハウス」のDVD発売記念イベントがありました。

 

阿佐ヶ谷ロフトAでのイベントは今回が初めてだったのですが、大変多くのお客様におあつまりいただきました。

みんなで手をつなげばUFOがやってくるくらいのパワーを持った方々ばかりなので、大変緊張しました。

 

「え?野田さん、緊張してるんですか??」

 

と意外ぶられる人生を送っているのですが、何を隠そう自分は極度の緊張しいで、この緊張のエネルギーを発電に使えないかと思う程に、本番前はいつもえづいています。

霊長類のなかでも、緊張類に属します。

ゲストには天才歌人枡野浩一さんもいらっしゃるということもあって、「ちゃんとやらないと!」という気持ちがより一層強くなり、それが自分の緊張を煽っていました。

 

自分の場合、フォーマルにちゃんとやろうとすればするほど駄目になるということがよくあります。昨年の映画の舞台挨拶の司会でもちゃんとやろうとしすぎて、結果、下ネタ言ったり、役者さんの話を遮ったりという、まるで自閉症じみた奇行で周囲を凍らせるという、自分が望んでいた結果とは真逆に落着きました。

 

この司会っぷりのひどさは、とあるブログで

「今まで一番ひどいクソ司会、死ね」と酷評されるほどで、そのブログは今回のイベントでも取り上げ、公開しました。

 

さぁ、ふざけ顔の道化に生まれた僕をどうか笑ってやって下さい。

 

 

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↑スタッフが作ったわけのわからないフリーの ZINEで、おしゃれなブティックやら古本屋やらにおいてあるようで、すぐになくなってしまうようで。見つけたら手に取ってそのままゴミ箱に捨てて下さい。

 

枡野さんは、方々でこのテラーオブハウスを喧伝してくださっており、今回一緒にイベントをやらせていただくことになりました。

 

フリースタイル30という雑誌のコラムでもとりあげてくださったり、ツイッターやメルマガにも数度と映画について書いて下さたったりと、大変恐縮するばかりです。

 

 

 

 

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恐縮です!!(前回より。引っ張るネタでもないのですが)

 

(ただ、お客様の中には、おそらくハードルが高騰しすぎて、すでにそのハードルを越える気のない人もいるであろうことが予想され、若干の不安を抱えていましたが…)

 

お客さんに映画がどう思われたのかはさておき、

僕は壇上にいながらも、枡野さんのトークイベントに出向いたお客さんのように、普通に楽しくすごしてしまったので、きっと会場の人も楽しかったのではないかと思います。

 

 

もう一人のゲスト、今作に出演している横屋敷 有沙(以下ヨコヤン)さんは、逆に僕の緊張を和らげてくれる存在で非常に助かりました。

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もし本番中に何か問題があれば、セクハラをして、お茶を濁すには最適な存在です(セクハラ自体が問題を起こす可能性はその時は全く考えませんでした)。

 

結局そのような局面はおかげさまでなかったのですが、このようなかわいこちゃんはいるだけでその存在価値を発揮させます。

 

何も喋らなくても、しっかりと役目があるのです。

とはいえ、ヨコヤンの場合、現場でのエピソード等もおもしろおかしく語ってくれるので、大変助かりました。

肝が座ってるよなぁ。さすがアイドルです。

横にしておくのはもったいない、早く縦にしてあげたい、そんな横屋敷さんです。

売れたらどうか使ってやって下さい。

 

平日にもかかわらず、お越し下さった多くのお客様。

そして、行けるかわからないけれど行けるようにがんばるといいながらも、結局これなかった、きたかもしれない方々。

何かと来てくれる小川君。

場所を提供して下さった阿佐ヶ谷ロフトA様に、改めて感謝を申し上げます。

 

そしてどんなイベントでも必ず青森からお花を届けてくれる、フウブツコ様にはただただ脱帽です。。。。!!!!

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 イベントやったり、ライブやったりで、なんだか巻き込んで申し訳ないのだけれど、もう少しだけおつきあいいただければ幸いです。そしてどうか巻き込んで下さい。

 

 

 

 

最後に、印象的だった事。

 

 

 

 

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イベントの冒頭。

ホラー的演出を入れたいと思い、全員で懐中電灯を顔の下から当てるという古典的手法を用いて登壇しました。

 

お客さんの無反応を含めてホラーだったので、とりあえず成功です。

 

帰り際、あまった懐中電灯を枡野さんに「もしよろしかったら…」と差し上げました。

僕は断られるだろうと、どこか無意識に思っていたのですが「じゃあ、一つだけ」と、もらってくれたのです。

 

チャーミングですよね。

 

とても嬉しかったです。

 

自分もそういう大人でいたい。