センチメンタル岡田バンドの「僕らが生きている理由vol.2~しをわらえ~」というイベントに行ってきたことや、短歌を大披露!
インフルエンザになる奴って一体なんなんだろう。。。
そもそも毎年バカみたいにインフルエンザが流行るけれど、どこから発症しているのだろうか??
誰かが意図的に撒き散らしているとしか思えません。
ワクチンを売るためにね!
たまにガスマスクつけた背広姿の男がジュラルミンケースを町中に放置しているのを目撃するけれど、あれ、怪しいな。
おそらくインフルエンザウイルスを撒き散らしているんだと思う。
そんなわかりやすい、撒いてます男(マイテマスオ)にまんまとやられてインフルエンザになってしまうような人が、尾木ママのコメントとかに共感しちゃうんだろうな。
俺は絶対にならないからな!
と職場で豪語していたのが1ヶ月前。。。
そして僕は、ついにその宣言を壮大なフリに変え、逆説的に尾木ママに共感しなければならない立場となりました。
インフルエンザになったらからには、尾木ママとシンクロしなければなりません。
インフルエンザなりたての頃は、頭痛と吐き気と節々の痛みで、尾木ママどころの騒ぎではありませんでしたが、熱も落ち着いてくるとようやく尾木ママの事を考える余裕がうまれました。
まずよぎったのが、
ママっていうかおっさんじゃん!!
という、再帰的などうしようもなさです。
どうしてこんな大事なことを見過ごしていたのか?
いや、わかってはいたけれど、そこに触れてしまうことはすなわち、途方もない野暮と狂気とどうでもよさが渾然するパンドラの箱を開けることに等しく、忙しい日常の中では棚上げ状態にせざるを得ませんでした。
美川が「ケンイチ」と呼ばれる世の中で、尾木は「ママ」と呼ばれている。
結婚もしているし、子供もいるのに、「ママ」とよばれるおっさん。
子供達は、自分のパパが世間にママ呼ばれている状態を、そして、母をママと普通に呼
べない境遇をどう思っているのだろうか。
どうか気を確かに持って欲しい。。。
もうこの話やめていい??
さて本題。
先日、インフルエンザから脱却し、天才音楽家センチメンタル岡田くんと天才歌人の枡野浩一さんのイベントに行ってきました!!!
新宿のネイキッドロフトというイベントスペースです。
そういやインパルスの堤下さんのトークイベントで何回か行ったことがありましたね、ここ。
コントあり、歌あり、短歌あり、ラップあり、コミックバンドありで、とても楽しいイベントでした。
特に、センチメタル岡田とがんばれ根本くんバンドのパフォーマンスがとてもよかった。
コミックバンドって生で見たの初めてかもなぁ、、という感動もあり、ドリフターズを彷彿とさせました。普通のバンドとは違い、より「息が合ってる」感じがするし、演奏が上手く思える。
かなりドギツイ内容で、目覚めちゃう人もいるかもしれない中、一番笑っているのが、ベースの加藤くんである事実が、最高に微笑ましい。
あれでもエグさは抑えてるらしいね。
ピアノがうまいので、何をやっても説得力ありますが、歌唱に綾戸智恵なみの拳が入ったらさらに誰も文句は言えないでしょう。
枡野さんとのコラボレーションもすごいよかった。
なんだか、かわいらしかった。
枡野さんってラジオ聴いていても思いますが、声と語りがけが独特で、余韻が残るんです。ずっと短歌をよんでいるような感じというか、つい真似したくなる喋り方。会うとそれから一週間くらいは枡野さんのインスパイア系の喋り方になっています。多分わかるんじゃないでしょうかぁ。
そこで死を笑え短歌コンテストの優秀作品の発表がありました。
うたよみんという短歌投稿サイト内で、「死を笑え」というテーマで枡野さんが応募したのですが、実に1300以上の短歌が集まったとのこと。
そして、自分も人生初の短歌を作り、応募したのです。
短歌なんて作ったことなかったのですが、いろいろな記憶を引っ張り出して57577の世界に閉じ込めていく過程が面白く、大変充実した時間でした。
ツイッターよりも制約された字数の中で、より響きのいい洗練された言葉を探すさねばならず、難しいのですが、色々と思考が整理されます。
他の投稿者の作品を見てると、自分にはあんまり才能がない、、というか、詩情がない、、ということがよくわかりました。
ギャグベースで生きてきた結果、ネタとしてしか作品を発散できないんだと思います。これって残酷なことだなぁ、、と最近は諦めておりますが、にがウーロンというチームを組んでいるので、その辺はライフスタイル角田や坂元パルムに補って貰えばよろしいと割り切ることにしてます。
ということで結果的に、箸にも棒にも触れられなかったけれども、枡野さんが
「短歌は結局、自分がいいと思っていればそれでいいんですよね」
とおっしゃっていたので、恥ずかしげもなく、この場をかりて披露いたします!!
繰り返しますが、テーマは「死を笑え」です。
基本的に、僕が笑い飛ばしたい事実を歌っています。
まずは、最新作をおひとつ。
どうですか?この堂々とした短歌は。
「これが短歌だ!おう?」と啖呵切る勢いですね。
これに関しては笑い飛ばしたい事実でもなんでもないんですけどね。
では次。
数年前、祖母が風呂場で死にました。
警察によって、銀のビニールに包まれゆく、全裸の祖母をよく覚えています。
股間のクロが、カゲかケなのか、直視できない「漫画のような処理の仕方」で祖母を見つめざるを得ない自分を歌にしました。
それは悲しいから?それとも気まずいから?
そんな思いを込められています。
ちなみに選考委員のライフスタイル角田さんが選んでくれた一首です。
今回唯一ノミネートされた一首です。
僕は名前を隠して投稿していたので、たまたまらしいのですが、選んだのがメンバーのライフスタイル角田であるという、なんともいえない複雑な気持ちは棚上げします。
枡野さんに「相思相愛なんですね」と言われた途端、気持ち悪くなりました。
よろしく哀愁に返歌してみた、、ってだけの作品です。
談志師匠が「死ねないから生きるしかない」的なことを何かで言ってましたが、だったら、どうして悩んだり悲しんだりするのだろう。
どうしてただ死を待つだけのことができないのだろう。
若かりし頃の僕はそう思いました。
ちなみに、これはサイト内でセンチメタル岡田くんが「よいね!」をしてくれた作品です。
お次は、僕の短歌処女作です。
ある日父から電話がかかってきました。
バイト先の工場にたどりつけずタクシーを使ったら、その日のバイト代以上になってしまい、帰りの電車賃がなくなり、漫画喫茶に泊まるしかなくなった。。
だから、金を振り込んで欲しいとのことでした。もちろん漫画喫茶代含めて。
そんな年齢とともに衰弱した「よわい」父を憂いた一首です。
いつ、<故人タクシー>に乗ってもおかしくない状態だと思います。
母は「早く死んで欲しい」と言ってます。
父は「いつかは返す」と言ってます。
ずっと体がたるんだまま、むきむきになることなく、死ぬまでグルグルまわり続けるライザップな父の姿が脳裏をよぎります。
そしてできたのがこの短歌。
まぁ、母は口にしちゃってるんですけどね!!
他にも家族の記録みたいな作品があり、短歌を作っているとふと悲しい気持ちになりますが、どうにか言語化し、作品化し、自分の中で風化させたいのかもしれません。
作品を読むたび思い出すけれど、他人事みたいになるから平気
センチメタル岡田くんは、お父さんが縊死されているようですが、そんなパンチの効いたエピソードがあると、作品をいくつ作っても足りないんじゃないかとも思いました。
「悲しみはいつも栄養おいでやす」 そう言い最初に出す茶漬け
どすえ!(字余り)
さて、4月6日に、中村うさぎさんと枡野さんのイベントにゲストお呼びいただきました。僕は初回からお客さんとして通っているイベントですが、なんと登壇する方になるとはなんとも光栄でございます。天才に囲まれて、僕らも天才の仲間入り!
よろしければ、是非ともお越しください!!
枡野さんと中村うさぎさんの過激なトークは必見ですよ!
ゆさぶり映画館というコーナーにて、映画テラーオブハウスを議題映画に選んでいただきましたながれでございます。
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