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さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

「ごちそう様です」は言ってはいけない。いただけない。

お題「これって私だけ?」

 

 

「ごちそう様です」

 

という日本語がいただけない。どうしても違和感を持ってしまう。

 

ごちそうを見て「あ、ごちそう様だ!」というのならわかる。

 

しかし「おぎです」「はやぎです」のノリで「ごちそう様です」と言えば「ごちそう」は自分になってしまう。

 

あくまでも「ごちそう」は目の前の食事だ。

 

 

もし仮に、自分がごちそうだとしたとて「様」をつけるのもいただけない。

 

あまりにも横柄で不遜な態度ではないだろうか。

 

自分に「様」をつけるのが許されるのはジャイアンの「俺様」くらいなもんで、あくまでも「様」は相手に対して使う言葉だ。

 

宅急便の差出人のところの「様」だって慎んで斜線を引くだろ?

 

例えば注文の多い料理店に迷い込んだ人間が「俺らはごちそう様だぞ!!」と開き直るならわかる。

 

どうせ食われるなら、ありがたがってもらいたい。

 

どれが食材というものだ(多分)。

 

 

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このように、自分ごちそうじゃないし、そうだとしても「様」までつけるこの日本語にどうしても納得がいかないのである。

 

それにひきかえ「いただきます」の見事さといったら。

 

もうこれ以上ない言葉だと思う。

 

「お命、いただきます」ということですからね。

 

しかも料理してくださった料理人や、おごってくださる先輩方に対しても「いただきます」はしっかりと筋が通り、濁りがない。

 

「召し上がれ」って気持ち良く言える。

 

今からセックスをする女性にすら「いただきます」はしっかりとした感謝の意を伝えることができるのだ。

 

さて、再び「ごちそう様」を見てみると、やっぱりなんというがノイズが多すぎる。

 

おごってくれた先輩に「ごちそう様です!」なんて言ったら

 

「え?どこ?どこにごちそう様がいるの?」

 

とややこしくなるだろう。

 

セックスが終わった後女性に「ごちそう様でした!」なんて言ったら

 

「わたしがごちそう様な方じゃないの?、、、あなた自分をどんだけだと思ってるの?」

 

と責められ、嫌な噂を流されかねない。

 

どこまでいってもトラブル続きの「ごちそう様」なのである。

 

・・・・え?暴論?ちょっと待って、一回整理して考えてみるね。

 

「ごちそう様・・・・です!」

 

「お前がごちそうだったんかい!!」

 

って、うん、やっぱなるもん。

 

 

では食後の挨拶として何がいいのかを考えてみる。

 

ごちそう様を生かすのなら

 

 「ごちそう様、ありがとうございます!」

 

が一番しっくりくる。ごちそう様がしっかりと第三者になった。

 

けど、ちょっと長い。

 

「美味しかったです」

 

はどうだろう。短いが、、不味い場合があるから万能ではない。

 

「完了しました」

 

だと、残してる場合もあるし、食材への感謝が足りない。業務的であり温かみがない。

 

やっぱり、続いていく生命の営みへの感謝が表現されてないとダメだ。

 

ということで、食べ終わった後にいう挨拶。

 

自分的にこれが一番いいのではないかというの考えました。

 

 

 

 

 

「還元します」

 

 

 

 

 

どうこれ。

 

摂取したお肉様や野菜様を無駄にせず、そのいただいたパワーによって善行をもたらし

この世に「還元していく」という意思表示がしっかりとこめられてはいませんか。

 

未来を見据えた言葉。

 

しかも、短い!!!

 

 

 

これから「ごちそう様」のかわりに「還元します」を使いましょう。。。

 

 

お粗末様ってなに!!!