さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

ハーフ   ライスタ角田

6月。ちょうど一年のハーフタイムだ。ハーフタイムかはシランが、真ん中だ。
みんなとても忙しい。俺は今日気がついたんだけど、忙しいときの方が、人間は効率よく動いている。一日に一つしか、終わらせるべき仕事がないときは、なかなか終わらずに悪戦苦闘し、終わらせるべき仕事が三つある場合は、なんやかんやで三つともぴしっと終わらせられたりする。
追いつめられた時しか、力を発揮できないようにできてんだな、人よ。火事場の馬鹿力よ。

グラントリノを映画館で観たいと思っているが、18日で終わってしまう。そんで18日までスケジュールがいっぱいだ。
それでも観に行った方が、作業効率が上がるのだろうか、ならば観に行こうか、などと都合良く考えている。駄作だという話もあるから、自分で確かめたくなっている。観る前からストーリーがほとんどバレバレだけど、大丈夫かな。イーストウッドは、チェンジリングはズッシリきて、なんも文句ない気持ちで映画館を出た。でもアレ、ミスティックリバーは?だったな。戦争もの二本立ては観てない。イーストウッドは左派が支配するハリウッドに置いて中立を断固として譲らない頑固じいちゃんらしいが、(つまり左派からすれば右派とも言える)問答無用の作品の世界的評価でしっかりと席を作っているというからカッコイイ。グラントリノも、甘ったれた左派のエセ平和主義じゃあかないっこない厳しい眼差しがあるから、おじちゃんたちは涙してんだろうなあ。グラントリノアカデミー賞レースから完全無視されたのもこのへんの大人の事情だろうか。ととことん予想している!

左派だ右派だ言っても、結局は直感を信じたいですね。作品の印象のね。

おれは直感的かつ理論的な作品を信じているのだ!

ハーフ・ハフー。

 yourfriend,LifestyleTSUNOSA.