さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

初体験        シーズン野田

今回の文章には一箇所だけ、嘘が含まれています。


僕は、基本自分で作品を作って、にがウーロンが基本で出て、まぁ人数足りなかったら自分が出て…

っていう、ほとんど外に開かれない近親相姦の様な制作をしているのですが、

先日始めて、にがウーロン意外の作品に出演しました。


外部の監督に演出されるのは始めてで、とにかく緊張しました。

しかも、裸のベッドシーン。

いや、絡みはないのですが、終わった後の会話みたいなのをラブホテルでやらされました。


ベッドからの撮影。

始めてのラブホだったので緊張しました。

回るベッドとか、スケベなことに使えそうなイスとか、縄とか、ギロチンとか、意外にないんですね。

ペッサリーとかもないんですね。



とにかく脱ぐので、お腹が出ててはいけないと朝から何も食べないで挑みました。


体が、


「今日手術でもあるんじゃないか?」


って、勘違いするくらい、何も食べなかったから、口は臭いし

腹はぐ〜と唸るし、腐乱死体みたいな異臭が毛穴か噴出するしで、みなさんに迷惑をおかけしましたが、なんとか撮影は終わりました。

ああ、役者さんて、こういう感じでスタッフや監督を見ているんだなぁって、ともて勉強になったし、役者そのものに対しての考え方にも影響がありました。




つまりね、演技とは「恥との戦いである」ってこと。


僕らは基本、笑いをテーマに作品を作っていますが、「恥」を克服するめんどくささから「笑い」をやっているとも言えるんですね。

故に、同じことを何回も出来ない。

なぜなら、自分が笑えないと、笑いが成立しないのではっていう錯覚に陥りやすい。

実際そんなことないんだけどね。

まぁ、不安になってくんです。基本が「笑えるか否か」

しかないから。

だからテイク重ねると、キツいものがある。

「またさっきと同じことやってる…それを見られている!!」

っていう。

共犯関係があるメンバーだったらまだ(まだね)大丈夫なんだけど(それでもやだけど)、やはり外部の方と共犯関係が出来てないとこれはつらいものがるなぁ。

カメラは盗撮であると思い込むことに徹底してました。

普通に「むっじ〜、はっじ〜」

って言っちゃう。

こんなこと役者さんはやってんだもんな。

そりゃ、マリファナないとやってらんないだろうな…。

いやいや、本当に勉強になりました。

今後はバンバン出てくぞ!がお〜〜〜!


ということで、明日またまたユーストリーム「にがウーロン,ジャグチTV」です。

毎週木曜日8時くらいは要チェックで!!!