さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

チンポコドリル  シーズン野田

さてさて、タイトルに釣られてやって来た人、今回はちゃんとチンポコドリルな話です。

ドリチンな小噺。

いやいや、直接は関係ないのだけれど、

「鉄男」

って映画にチンポコドリルが出てくるのですが、

先日その映画の監督でもある塚本晋也監督のワークショップに足を運んで来たんだよ。


またまたワークショップ。

ワーーク…ショップ!!!




二日に渡って行われる今回。





これから我々も映画を撮るので、空きっ腹に茶漬けって感じで、入るは入る先人の知恵々(ちえぢえ)。

うずらの小卵こと、ツァイ監督のときは、何も質問出来なかったので、今回は、怒濤の質問攻め!!

いつもは隣に、ライスタ角田がいるのですが、なんと僕一人。

角田に

「聞いておいてくれよな!ハフ〜」

と頼まれていた質問をしてみたのですが、

完全に場が盛り下がっちゃったよ…。

その日一番の盛り下がりを見せちゃったよ…。

気を使って、塚本監督はいきなりカメラを回し始めました。




余談なんだけど、
塚本監督って、声、喋り方、低姿勢、ギャグの感じ、いやらしい目つき、帽子をかぶっているところ、手つきの女性らしさが、
僕の予備校時代の恩師である市川先生(イッチー)に激似過ぎるんだけど、誰か助けてくれない?


世の中には3人似ている人がいるって言うけど、アザー3に認定します。




で、二日目には、あのにがウーロンムービー「蝉顔」

「僕は、全く駄目だったね!!」

と一蹴した、石井聰亙改め、石井岳龍監督が登場!!

奥の男前が、石井聰亙改め、石井岳龍監督。

手前のイッチーが塚本監督。


しかし、何故石井監督は名前を変えたのか?

それについては、全く語ってくれませんでしたが、
学校で教えているだけあって、なかなか聞きやすく、
わかりやすい説法でした。

もし、映画監督を目指している方がこのブログを読んでいる可能性もあるかもしれないので、

印象に残ったありがたい「お言葉」を書いておきますので参考になさって下さい。




「デジタルは貧乏人の味方だよね…by岳龍」


「西洋は音への意識が高いよね…by岳龍」


「ハリウッドが凄いのは、テイク数が多いってだけの話だよね…by岳龍」


「デジタルは、ごまかしがきかないきかない、まぁ貧乏人の味方なんだけどね…by岳龍」


「誰だっけ…ほら。あの監督、僕が好きな…えっと、あっ、ミシェルゴンドリーだ…by岳龍」


「たくさんのガンマイクを使うといいよね…by岳龍」


「とにかく現場では芝居の音を気にする…by岳龍」


「平気で、高感度フィルムを使うし、撮るのが早いんだよ、あの人。
 誰だっけ…ほら。あの監督、僕が好きな…えっと、あっ、ミシェルゴンドリーだ…by岳龍」


「自宅でアフレコは難しい…by晋也」


「きぬずれ音が僕は大好き…by晋也」


「『インランド・エンパイア』は僕はだめだったなぁ…by岳龍」


「僕も、途中でトイレに行きました…by晋也」


「『蝉顔』、僕は全くだめだったなぁ…by岳龍」



おっと、恨み節が炸裂しそうになっちまったが、皆参考にしてくれよな!