さておかれる冗談

脚本家でイラストレーターのシーズン野田が綴る「活字ラジオ」。たまに映画を酷評し気を紛らわす悪趣味を披露してます。http://nigaoolong.com/index.html

今時の女子中学生たちの、ディズニーランドでの過ごし方。

お題「思い出の味」

お題「もう一度行きたい場所」

 

 

修学旅行でディズニーランドに行きたい!

子供の頃、そんなかわいい夢がありました。

あの頃自分は、毎年必ずディズニーランドに行くほどに、ディズニーランドが好きで「ルートや休憩ポイントを工夫しながら、いかに効率よく楽しむのか」そんなことばかりを考えていました。あまりにディズニー脳になってしまい、ミニーのパンツの色が気になって仕方ないこともありました。丸見えなのに。

 

しかし修学旅行でディズニーランドに行くのは関西の学校。関東人の我々が行くのはもっぱら奈良や京都といった、観光スポットならぬ、線香スポットです。じじいかと。じじいorばばあかと。中学時代、それがきっかけてグレてしまったのを覚えています。

大人になった今こそ、あの頃の夢を叶えてあげたい!

ということで、10年ぶりにディズニーランドに行くことにしました。

 

10年ぶり!!

 

驚愕のブランクです。

 

ただ行くだけじゃダメです。修学旅行じゃなければなりません。

そんな折、たまたま教え子の女子中学生がディズニーランドに行くという情報を聞きつけました。これはチャンスです。

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女子中学生の集団ににこっそり混ざることで修学旅行気分を擬似的に体験するチャンスです。

 

 

しかし、実際に行ってみると、ただただおじさんになってしまったという現実を突きつけられるだけの苦い思い出になってしまいました。

 

ということで、今回は、おじさんになってしまった自分が

今時の女子中学生たちとディズニーランドに行って衝撃的だったこと

をランキング形式で綴ります。

 

 

第5位

新しいと思っていたアトラクションが新しくない! 

いや、そりゃあたりまえですよ。20も歳が離れてるんですから。でも当たり前でもやっぱり「あちゃ〜」と思うのが人間です。平成生まれにようやく慣れてきたと思ったら、これですよ。

昭和生まれの自分にとって、どこからが新しいアトラクションなのか?というと、もうプーさんのハニーハントから全部新しいです。

 

ちょうど中学生くらいの時に出来たアトラクションで「なんて斬新なんだ!」と感動したのを覚えています。 

 

俺「新しいの乗りたい。プーさんのハニーハントとか」

中学生「は?なにそれ、めっちゃ古いじゃん」

俺「あ、じゃあモンスターズインクは?新しいでしょ?」

中学生「おじさんだまって」

 

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おじさん「・・・・」

中田ヒデに「走れジジイ!」と言われたゴン中山の気持ちがわかりました。

 

っていうか、モンスターズインク・・・・新しいよね?

 

 

第4位

イケメンキャストに心を躍らす。

 

「ちょーイケメンのキャストがいた〜」

スマホに撮ったキャストの写真を仲間に見せびらかす中学生女子。

「うそうそ〜本当だ〜」

という謎の盛り上がり。

 

いつだって恋が話の中心ですが、さすがにキャストに対してかわいいとか、イケメンとか、そんなこと思ったことがなかったのでびっくりです。

 

キャストを性的に見る暇がないほどに、アトラクションに夢中だったのですが、もしかしたら男と女の違いなのでしょうか?

 

それとも、かわいい人がいても自らの心に留め共有する文化がなかったのでしょうか。とにかく、キャストがかわいいとかイケメンで盛り上がった記憶がありません。助けてください。

 

 

 

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「どっかにイケメンいないかなぁ〜」

 

 

第3位

写真へのこだわりがすごい

これはむしろ予想しておたいことではあります。

自分が中学生の頃、もちろんスマホなんてものはなく、それこそデジカメもありません。写ルンですと、脳みそに記憶を焼き付ける以外はありません。

しかし、今はSNS時代。インスタ映え界のテンプレスポットディズニーランドで写真を撮らないわけにはいきません。

 

シンデレラ城の前でのマナー違反がやばい!という記事をいくつか見かけたことがありましたが、実際行ってみると確かに・・・。

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でもみんな、順番を守って撮影してたし、むしろ「あ〜これがシンデレラのマナースポットかー」と新たな観光名所な気もしたのでいいんじゃないかなぁ。これも時代です。

第2位

カリブの海賊に全く興味を示さない(海派VS山派)

これは、個人的なことかもしれませんが、まず最初に行くべきは割と入り口に近いカリブの海賊じゃないのか?最初じゃなくてもかならず行くべきスポットじゃないのか?という偏愛がありすぎて

「は?カリブの海賊?そんなに行きてーなら、一回死んでからあの世で行ってこいよ」

と言われた時はさすがに腹が立ちました。

カリブの海賊ってもう古すぎて人気ないのか。。

でも、ビックサンダーマウンテンや、スペースマウンテン、スプラッシュマウンテンなど、山へのこだわりがすごく、逆に自分はもう山はいいよって感じでした。

新しいの乗りたいし。

 

 

第1位

隠れミッキーに無関心

隠れミッキー。それは確か自分が中学生くらいにできた概念だったような気がします。K2(勝俣と堀部)がMCをしていた『チームディズニー』という番組で紹介されてたのを覚えています。だからかまだその概念自体が珍しかったし、隠れミッキーを見つけた場合はそれがそんなに隠れていなくても「隠れミッキーだ!」と盛上がらなければならないというような強迫観念がありました。あったような気がします。実際、隠れミッキーを見つけた時は得意げにみんなに共有していました。

そんなノリで、見つけた隠れミッキーがこちら。

 

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もちろん「ほら、みんな!!隠れミッキーだよ!!ほら!」と、盛り上がった感じで共有したのですが、

「は?別に隠れてねーし」

と、全く興味を示しませんでした。

なんかここまで書いて思ったのですが、この子達が特別クールなだけじゃない?

 

番外編

お土産を誰に買うかリストにしている 

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待っている間は 真実か挑戦ゲームをしている

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まとめ

修学旅行気分とはまるで程遠い、ただただ疲れと戦う1日でした。

引率の先生気分にはなれたという意味では、修学旅行気分なのは間違いない。

 

 

 

 

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 全員頭に何かしらのワンポイントで、インスタ映えショット!