酷評シネマ『Mr. Children REFLECTION』
今週のお題「10年」
僕が作るものは、
難しい、わかりづらい、一般的でない、マニアック、独りよがり、自己満足、ギリギリ芸術ではない、趣味にすら毛が生えてない、コレでは売れない、売れさせない、死ね、クズ、この田島陽子が!など言いたい放題を言われるのですが、白状します。
ミスチルが好きです。
おっと、これウカスカでした。
好きになってもう10年以上、もう20年近く、ずっとミスチルを聴き続けています。
お恥ずかしい。
未だに、あき竹城と山村紅葉と渡辺えりの区別がつかないことも、ついでにお恥ずかしいです。
ミスチルなんてAKBと大差ないJPOPアイドルグループだと思われているんでしょう。
僕が「ミスチルが好きだ」というと、必ず
「え?ミッシェル?ああミッシェルガンエレファントね。いいよね!」
と勘違いされます。
まさか、ミスチルを傾聴している輩だとは思われないのです。
その後、訂正する勇気もなく、唯一知ってるスモーキンビリーで話を繋ぐか、
奈良美智が、製作中にミッシェルガンエレファントを聞いていると言うちょっとしたエピソードで煙に巻くかが、余儀なくされます。
しかも、
ミスチルの中にもさまざまなマニアックな曲があるわけで、ウレせん狙いの優等生ポップだと思わないでいただきたいです!!!
アルバムの隠れた名曲が好きだというのがファンのアイデンティティーでもあるんですから!!!
という意味での、普通のファンでもありません。
売れている順にミスチルの曲が好きだという、とんでもなく一般的な感性、つまりバンザイ野郎なわけです!!
ミスチルになりたい!とすら思っています。
しかし…そんな自分がまさか…
「最近のミスチル違うんじゃないの?」
と懐疑的になるだなんて夢にも思ってませんでした。
なんというか、以前程わかりやすくキャッチーじゃなくなってきたからです。
いや、毎度毎度いい曲だとは思うのですが、次に期待する度、肩すかしを食らう自分がいたのです。
前回のアルバムあたりから、微妙な空気が流れていました。
あれ?
田島陽子でもいるのかな?
と言った具合です。
それから、新曲を出す度、
う〜ん?まぁ、声は桜井さんだし、一応ファンだし、受け止めてやろう。
という、百歩譲っている自分がいました。
初聴で「わお!やってくれる!」というのがミスチルだと思っているので、その初聴が微妙なことが続いていたわけです。
3回目くらい聞いた時にようやく、
「やっぱ、田島陽子じゃねーや!」
と思うのですが、そもそも桜井さんの歌唱力に説得力があるので、楽曲のよさどうこうではない部分だったりすると思います。
※歌詞がどうだの、曲がどうなどと、一個一個分けて考えるのは糞バカヤロウのやる事ですが。
さて本題。
ただ今大ヒット中のミスチルの映画『Mr. Children REFLECTION』。
ファンクラブ向けのシークレットライブとインタビューで構成されており、なんとセットリストのほとんどが新曲なのですが、
素晴らしかったです。
とくに「幻聴」という曲が素晴らしく、これぞミスチル!!と舌をまきながらイスから転げ落ちる程の名曲でした。
素晴らしいことを強調するために、最近のミスチルが微妙であるような雰囲気をフリとして機能させてしまったそんなミスチルマンセーなシーズン野田ですが、
舞台に出ます。
突然すいません。
客演と言う立場で、初めて舞台に立つのです。
愛伝一家さんという劇団の舞台です。
10年間、にがウーロンと言う自分の畑でのみ活動していたのですが、ここにきて、
自分が作ったものではないところで、演出家に踊らされる新しい自分に、稽古の度に出会っております。
新しい自分、コンニチワ。
新しい自分は、今までの自分より若干エラが張っており、体臭もきつかったので不安ですが、素敵な仲間達と「は〜!」だの、「あえいうえおあお」だの、劇団員らしくアップしながら、面白い作品をおとどけれ出来ればと思っております。
「卒業証書のうすさとあつさとあの時の僕の涙」
青春コメディでございます。
けっこうチケットが売れているようで、お早めに!!
僕からチケットを買ってくれれば、僕が喜びます。
シーズン野田に、ご一報を下さい!
コレ重要です。
※田島陽子に深い意味はありません。
「卒業証書のうすさとあつさとあの時の僕の涙」
<キャスト>
柚木綾介、中村翠、藤代知己、水瀬まなみ、すずきぺこ、金原沙亜弥(虚飾集団廻天百眼)、大森さつき、くさかしほ、坂田那奈、山口晃洋 (voyantroupe=海賊ハイジャック)、田口真太朗(voyantroupe=海賊ハイジャック)、シーズン野田(にがウーロン)、山崎バクロ (clubdorothy)、井野根秀平(フラッシュアップ)、山西弘起
■劇場
シアターKASSAI(池袋)
■本番日程
3/18(水)19:00〜
3/19(木)14:00〜★/19:00〜
3/20(金)14:00〜★/19:00〜
3/21(土)14:00〜/19:00〜
3/22(日)13:00〜/17:00〜
■チケット
前売り3500円/当日3500円
★昼割3000円