せーの!今更!今年観た映画、全部。
今週のお題「ふつうに良かった映画」
当ブログ。
映画レビューという体でやっていたことをすっかり忘れていました。
けど映画レビューってさ、正直
バカバカしいよね。
淀川長治とか、ピーコの兄弟とか、おもしろいおっさんがやるからいいんであって、
自分みたいな、死ぬ事ばかり考えているつまらない一般人がやることではないんです。
お前がどう思おうが知ったこっちゃないわ!って。
そう思うと、あんまりやる気にやらなくなってきて、映画も徐々に見なくなって来たのですが、それはそれで映画に携わるものとしてはどうか思うので、今回は今年見た映画を一気にレビューします。
一応<<今週のお題>>に沿って、メモがてら、つれづれなるままに。つれづれでもないけどさ。
因みにDVDだのhuluだのと、家で観ただけのもんで、映画館には行ってませんので軽い気持ちで読んで下さいね。あしからず。
さて、まず今年一本目に見たのが、
です。
今更!!!????
って感じですが、
因みに、つげ義春原作の”石井輝男が監督した実写版”の方のねじ式で、
”ねじめ正一式の詩の書き方”のことではございません。
浅野忠信の声が小さく、つぐみのおっぱいが拝め、杉作がJ太郎なだけの映画です。浅野忠信のシーンだけ、毎度音量をMAXまで上げなければならないので、PAエンジニアの人に向いている映画だと思います。
https://ticket.corich.jp/apply/62087/014
さて、お次は HK変態仮面
「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一監督作品。
変態仮面と言えば、僕ら世代がジャンプにはまってたときに連載していたギャグ漫画でございます。
さて、よく映画レビューとかで見かける「時間を無駄にした」という表現。本当につまらなかった、お金を返せ、時間を返せと、まるでやくざのように作品を責め立てるあのいいっぷりが僕は大嫌いです。
お前の2時間なんか、どうせ家で寝てるか、猫の肉球触って<肉球君>とかいうバカなラインスタンプ思いついて、結局やらないかどちらかだろう?つまらない作品見てる方が、いくらかましだわ!といってやりたくなりますが、
『HK変態仮面』に関しては
「ああ、時間を無駄にした」と言っていいでしょう。
けれども、その無駄にする感じが決して不の感情ではないのです。
むしろ、無駄にする贅沢を与えてくれる映画じゃないかと思いました。
ムロツヨシさんや佐藤二朗さんがかなりくどい演技をしてこれだったらロバートの秋山がやればいいんじゃないかと思いましたが、安田顕さんの変態っぷりは笑えます。
肉体がしまっていればいるほど、人間は変態に見えるのだということを教えてくれた映画です。
さーて、どんどんいきます。
次は「ジャッジ」
世界一のテレビCMを決める広告祭での珍騒動を描いております。
へ〜、そんな感じなんだ。
という、ちょっと向こうの世界を知れた事に関してはなかなか面白く感じましたが、
「本当に広告って、くだらねーな」
と思うだけの映画です。
さて今のところ観た映画の中では、キム・ギドクの「弓」が一番素晴らしかった。
少女と老人の恋を描く、変態すれすれの設定です。
二人は劇中一切声を発しません。
表情だけで語ります。
耳は聞こえるけど、いっさいしゃべりません。
「弓」の軌道が全ての感情を物語っています。
いや〜冴えてる。
なにより、終わり方が本当に秀逸だと思いました。
ワオ!イッツクレイジー、オーマイゴット。
外人ならこう言うでしょう。
僕の言葉で言うと、ヒトラーがチョビ髭を剃る程の衝撃です。
まぁ、いいすぎかも。
あ〜疲れて来た。。。。。
はい、次は、スナッチ。
すいません、さっきから今更な映画ばかりで。。
ブラピがかっこいいな、イケメンだな、抱かれたいな。
って誰もが思う映画です。
こういう映画って、今見ると別になんてことないんだよね。
別に、最後も意外でもなんでもないし。
悪い奴はとことん悪いんだけれど、後でどうせ懲らしめられるんだから、悪ければ悪い方がスカッとする。
すかっとさせるためのフリで悪い事してるんだとしたら、悪い奴が一番かわいそうだよなぁ。
まぁあとは、Yahooのレビューでも読んで下さい。
はい、次は、今更映画の決定版
「CUBE」
さぁ、せーので言ってみよう。
せーの!
「今更かよ!!!」
この世界に生まれてしまった諦めが描かれています。
一応ハラハラはさせますが、どうにも数式系トリックが出てくるとひいてしまう。
数学が全く分からないから、あってんのか、なんなのかも分からず、「なるほど〜」ってイマイチなりにくい。
ただ、人間ドラマや葛藤、謎の仕掛け具合は面白いです。
あと、
なぜこの部屋に集められたのかという理由が
「箱を作ってしまったから、だれかいれないといけない」
っていう。
気に入りました。
僕は常々、ウンコがしたいからトイレにいくのではなく、トイレにいったからウンコをするという理論の方が、示唆的で、さまざまな答えやひらめきが生まれるのではないかと思っています。
直接的、並列的な答えの求め方よりも、さらにつっこんで本質に迫る思考のメゾットではないでしょうか。
物事には、目的も意思もへったくれもないのです。
ただ全体性を重んじ均衡を保つために、我々は日々生活を送っているに過ぎない、と。
カツオが一生カツオであるかのように、ワカメがずっとおかっぱであるかのように、我々はただその役割に沿った行動をとっているにすぎないのです。
けれども、あきらめてはいけません。
カツオもワカメも途中で声が変わりました。
ここに我々の本質的な自由とロマンがひそんでいる。
そんな気がします。
さて、自分でも回収できない戯言は放っておいて、次の映画。
ミスチルの映画「Mr.Children reflection」は、前回のブログを読んで下さい。
https://ticket.corich.jp/apply/62087/014
で、昨日見たのが
銀座にある超有名ミシュラン三ツ星店、「すきばやし二郎」の店主、小野二郎を追ったドキュメンタリー作品です。
なるほど。
こんだけ、毎日鮨ばっかり握って、鮨のことばかり考えていたら、そりゃ見る夢も鮨に決まっているだろうな、と妙に納得する映画でした。
とにかく、この映画。
カメラのサンプル映像みたいに、鮨を握るスローモーションが頻出します。
握る意外にスローにする箇所あるだろ!!と思うのですが、よく考えたら鮨屋だから、それくらいしかないんだよな、と、ここでもまた妙に納得しました。
そして、この映画、アメリカ人が撮ってます。
……またです。また妙に納得する、あれです。
劇場で全員、納得しながら観ている光景が目に浮かびます。
因みに、この鮨屋。
一人3万円〜だそうです。
握りのみ。
ホスピタリティゼロです。
金が有り余っている人が行って下さい。
ということで、今年はコレしか観てません。
なかなか見る時間がないのです。
それもそのはず、
舞台の稽古があるからです。
ということで、宣伝です。
「卒業証書のうすさとあつさとあの時の僕の涙」
青春コメディでございます。
けっこうチケットが売れているようで、お早めに!!
僕からチケットを買ってくれれば、僕が喜びます。
シーズン野田に、ご一報を下さい!
コレ重要です。https://ticket.corich.jp/apply/62087/014
プロ意識を持った素敵な役者さん達に囲まれて、くそだの、カスだの、と罵られながら頑張っております。
いつも自分は演出をする側なので、役者さんの気持ちがわかり、大変勉強になります。
しっかし、役者の方が楽だな。。おっと、口が滑りました。
嘘です。
色々と悩みどころが違うので、不眠症になりそうです。
がんばっておりますので、どうか覗きに来ていただければと思います。
「卒業証書のうすさとあつさとあの時の僕の涙」
<キャスト>
柚木綾介、中村翠、藤代知己、水瀬まなみ、すずきぺこ、金原沙亜弥(虚飾集団廻天百眼)、大森さつき、くさかしほ、坂田那奈、山口晃洋 (voyantroupe=海賊ハイジャック)、田口真太朗(voyantroupe=海賊ハイジャック)、シーズン野田(にがウーロン)、山崎バクロ (clubdorothy)、井野根秀平(フラッシュアップ)、山西弘起
■劇場
シアターKASSAI(池袋)
■本番日程
3/18(水)19:00〜
3/19(木)14:00〜★/19:00〜
3/20(金)14:00〜★/19:00〜
3/21(土)14:00〜/19:00〜
3/22(日)13:00〜/17:00〜
■チケット
前売り3500円/当日3500円
★昼割3000円
どうか!!