僕のお父さん その2
電車のシルバーシートで老人が、老人に席を譲っていたのですが、
これってプラマイゼロじゃない?
だって、同じくらいのポテンシャルの老人よ?
グーフィーの中身を誰がやろうがよくない?
少し背が高ければよくない?
なんか、少ない電池同士を交換しているみたいな、「一応感」があるんだよな。
効かなくなったリモコンの電池を、時計の電池と変えてみるショック療法みたいなさ。
アタック25で、赤の人が、既に赤いパネルを指示してて、。
え、もうそこ既に赤いけどいいですか?
はい、構いません。
構うわ!
みたいな。。。。
さて本題。
枕が長くなりそうなんで、突然話を切り替える愚行をお許しください。
先日のブログでもお伝えしたように、僕の親父はただいま糖尿病棟で入院しているので、お見舞いにいってきました。
部屋につくなり、医者と看護婦となにやら揉めているので、廊下で待機。
しばらくして、医者と看護婦が万遍の苦笑い(こいつ駄目だ感)をして部屋から出て来たのとすれ違いざまに、自分も入室。
どうやら、インスリンを拒否して、大もめだったらしい。
糖尿病はインスリンを打つってのはまぁこれ常識ですよ。
すでに足はただれて、水が出てキモイことになっている。
けれども父親は、
「自分の体は自分が一番よく分かる」
という、あのセリフをかかげ、
「飯を食わないんだから打つ必要なし!」
と、医者を困らせていた。
<足とか切断したり、とにかく大変な事になってもいいです的な同意書>
をつきつけられたりしているくらいだ。
しかも、入院中は病院を出たらいけないのに散歩しに行って、野田さんがいない!って大騒ぎだったららしく、
そもそもそんな患者、最初からいなかったのではないか?
ってなっていたらしい。
とにかく病院が嫌いな父親なので、すべて「気功」で解決しようとするので(奇行じゃないよ)、
肝炎になった時ですら、入院しなかった。
僕と母親はと弟は、苦しくて入院したんです。
こんな父だから、注射器もってインスリンを打つなんて病気の権化みたいでどうしてもいやなんだと思います。
帰り際、廊下で看護婦さんに
「お父さんって、いつもあんななんですか?」
と聞かれたのだが、この質問、本当によくされます。
またか…と思いました。
母親は恥ずかしくて、病院に行きたくないと言っていました。
けれども、僕はそんな父親を見て思うのです。
もしや、俺に父親なんて最初からいなかったのではないか?って。