病院へ行こう!とする人たちへ
今週のお題「花粉症対策」
花粉症に悩まされるという経験した記憶はないのだが、花粉症に悩まされる人に悩まされるということは、たまにあったりする。
例えば、鼻ばかりかんで、気になってしまうとか、すげー大げさな眼鏡をかけているため笑ってしまうとか、単純に大変そうだなぁ〜とか、まぁ別に悩みってほどじゃないけれど、つらそうな人を見るのは、つらいものである。
くしゃみであったり、目が痒かったり、見てるこっちもむずむずするしね。
花粉症ではないけれど、自分もただ今絶賛で「咳」に大変悩まされている。
一週間前くらい前に風邪をひき、咳だけがいまだ残っている状態だ。
寝る前なんて、肋骨が折れるのではないかというくらい、咳が出る。
だから、熱いお湯をちびちびと飲みながらでないと眠れない。
明日になれば治っているさ!と、期待に肺をふくらませているのだが、裏切り続けられている。
病院に行った方が良いと言う多数のご意見をいただいたものの、自分は病院やら、歯医者やら、白衣をきた人のいるとこが好きではない。
白衣の天使とか言うけれど、白衣を着ているだけですでに悪魔であるとすら思っている。
白こそ「悪」の象徴なのだ。
けれども流石に、咳が止まらなすぎて、日常生活もままならない。
よくある「ワタシ、ここにいますよ〜」のサインだと思われて「別にあんたの話なんかしてないよ」みたいな空気になるし。
だから、咳をする直前に、「フィンセント・ファン!」と叫ぶようにして、
ああ、あの人は、ゴッホが好きなのね、
くらいの誤解にとどめたりと、工夫を凝らしているのですが、そろそろそんなチート作戦は限界に達し始めました。
とりあえず古の映画「病院へいこう」を借りて、病院への免疫をつけさせるところから始めました。
なんでこんな映画が好きだったのだろう、という
自己愛性パーソナリティ障害に由来する自己否定が精神世界に跋扈し、
近く精神科にもお世話になりそうですが、とりあえず、病院へ行く事を決意することができました。
いざ、病院へいくのだから、最悪な体調で行って、お医者様を喜ばせたい。
ええ、生粋のピエロに育てられてますからね。
けれども、いざ病院の待合室で順番を待っていると、咳があまり出なくなるのです。
以前も歯医者に行った途端、歯痛が治まり、医者に嘲笑されるという事件が起こりましたが、また例の体質がここにきて……!!
けれども、ここは咳。
嘘でもできるわけです。
よくある「ワタシ、ここにいますよ〜」程度の自意識でできる代物なのです。よく考えると、くしゃみは「こより」が必要だし、あくびには涙が必要であると。
またプラスして、演技力が求められるのですが、こと咳に関しては、ゴッホ、ゴッホ。。。やりやすい!
こりゃ、お医者様を喜ばすのにうってつけ!ゴミでも子供でもバカクソでもできますね。
俺「ごっほ、ごほごほ」
先生「なるほど、そう言う感じで咳がよくでるのかな」
俺「そうです!そういう感じです!」
先生「なるほど、こりゃ治療しがいがあるわ……って、医者をだませるのかと思ったのか!」
これ、ちょっとした怖い話じゃない?