卒業したとて、次はどこへいくのやら。
今週のお題「卒業」
「先日、私が客演で参加した、
愛伝一家さんの旗揚げ公演「コンドームのうすさとあつさとあの時の下の涙」
が無事終演しました」
「ちげーよ、「卒業証書のうすさとあつさとあの時の僕の涙」だろうが。そんな卑猥な話じゃないよ」
と、冒頭から、ナイツ風なボケをかまし、
健在さをアピールしておりますシーズン野田です。
本当にたくさんの、隣で柿食うお客様にお集りいただきまして、場内は柿の臭いで満たされておりました。
このようなお花までいただき、いや、なんというか、お母さん、産んでくれてありがとう。僕はお花をもらいました。
このような素晴らしい機会をお与え下さった愛伝一家さまがどうか永遠に続き、地球が滅亡しても宇宙の記憶として残って行く事を願わずにはいられません。
最後はみんなで、劇場をオブリビエイト!
ほぼ初めて他者のクリエイティブの中に飛び込み、演出家の藤代さんの言動に納得し、感嘆し、時には、自分のやってきたことは間違いじゃなかったと思えるようなシンクロする瞬間が多々あったことがとても自信になりました。
また、日々ディスカッションしながら人物像を作り上げ演出家に挑戦して行く天才役者たちに囲まれながら、演出する側とされる側の機微に触れ、良い役者とはなんなのか、これほど考えた事もありませんでした。
舞台は役者の者である。
なんとなく分かりました。まぁ、なんとなくですけど。
最初はまったく馴染めずに、まず稽古場の角を探すところからその日の稽古が始まったのですが、みんなが気を使ってくれたので、なんとか最後には普通に人間として、それはそれは下層な人間として、接する事ができました。
年も上だったせいか、本当に気を使っていただきました。
ではけのタイミングも、毎度教えてもらうというポンコツぶりにみんなうんざりしていたのがすでに懐かしい記憶です。(ぺこさん、すいません。ぺこり)
役者としてはもうまだまだ全然追いついていないなぁと、悲観するばかりなのですが、別にこんだけ素晴らしい役者陣がいるなら自分が出る必要もないかなぁなんて思ったりします。
まぁ、どうにかそんな中でもがんばってクリエイティビティを磨き続けなければなりません。
打ち上げでは主宰にお言葉をいただきましたが、酔っぱらいすぎて全く覚えておりません。
久々に朝まで吐くまで飲みました。
3500円で飲み放題。しかも、もちこみOK!!よっしゃ!!
というお店だったので、調子に乗ってしまったのですが、次の日、頭痛をこらえながら冷静になってみると
飲み放題で、もちこみOKって、お店の思うつぼじゃねーか!
ということに気がつきました。
そんな言葉のマジックにも気がつかない程、みんな疲れきっていたのだと思います。
吐き気と頭痛で、 あの日の帰り道は本当に辛かった。
もうそういう飲み方は卒業したと思ってたんだけどね。
この先、きっと卒業ってことで、表現活動をやめてく人もいるんだろうし、凄い有名になって次のステップに移行する人もいるかもしれない。
だけど、お金にならないことをこんだけ大真面目にやる得体の知れない輝きは、今しか出せないんじゃないかと思ったりします。
舞台裏で出番をまってる役者達は、その真っ暗な空間で光を放ってましたよ。
ああ、これぞリア充じゃねーかって。
まぁ、異論は認めます。
しかし、他の役を誠意一杯生きる事が、自分を生きる事なんだ!っていうのは、だいぶひねくれているようにも感じるんだけども、まぁ多かれ少なかれそうやってみんな社会を生き抜いているわけだから、役者もこの限りってことですよ。
みーんな、役者!
ということで、愛伝一家様本当にありがとうございました。
アイ、デンデン!!(ワキ、アイアイ!の言い方で)
にがウーロンでもきっとこの経験が生きる事でしょう。
そういえば、メンバーの坂元パルムに第一子が産まれたらしく、次から次へとイベント続きな世の中ですね。
おめでとうございます。
加藤ふりかけにもすでに子供が二人。
ライスタ角田には同棲している彼女がいる。
さて、自分は…。
お金にならないこと、やめていい?